カテゴリー: Uncategorized

  • 第4章:介護認定が下りるまでに私がやったこと〜不安と孤独の中で、それでも見えた小さな希望〜

    退院後すぐに始まった「母の在宅介護」

    介護認定がまだ下りていない中での在宅介護。

    母が退院してきたその日から、私の生活は大きく変わりました。

    母の状態(退院時)

    • ベッドから自力で起き上がれない
    • 衣服の着脱・おむつ交換は全介助
    • トイレや車椅子移乗には体を支える介助が必要
    • 食事はセッティングすれば自力摂取可能
    • インスリン注射は動作を覚えているが、単位や部位、処置後の確認など見守り必須(※打ったことを忘れて再度打とうとすることも)
    • 洗面・口腔ケアは声掛けと見守りが必要
    • 車椅子は全介助での駆動
    • 日常生活への意欲が乏しく、「めんどくさい」が口癖

    ■ 私が実践した在宅介護の1日スケジュール

    6:00〜

    ・おむつ交換

    ・トイレ誘導、陰部洗浄

    ・清拭(タオル)、着替え、洗面

    7:00〜

    ・インスリン注射

    ・朝食の準備と見守り

    ・内服管理

    8:00〜

    ・洗濯物たたみの誘導(生活リハビリ)

    9:00〜10:00

    ・トイレ誘導(声掛けを工夫)

    ・陰部洗浄のこまめな実施で感染予防

    ※体調を見て、以下の訓練を実施:

    • 車椅子で足を使っての移動練習
    • テーブルにつかまっての立ち上がり訓練

    12:00〜

    ・インスリン注射

    ・昼食介助

    ・昼寝時間を1時間設けて休息

    14:00〜

    ・トイレ誘導

    ・塗り絵、計算ドリルで脳を刺激

    18:00〜

    ・インスリン注射

    ・夕食、内服

    19:30〜

    ・息子の手を借りて脱衣所〜浴室への移動、シャワー介助

    20:30〜

    ・就寝準備、トイレ誘導、おむつ交換(テープ式)

    24:00〜2:00

    ・夜間の尿取りパッド交換

    介護で直面した4つの壁

    1. 排便がスムーズにいかない
    2. 高血糖のコントロール
    3. 突然の発熱
    4. 「嫌!」と拒否される介護拒否

    これらの問題に、毎日悩まされました。

    「次は何が起きるか分からない」そんな不安と隣り合わせの毎日。

    介護認定がまだ下りていないこともあり、支援もほぼない状態でした。

    息子の笑顔がもたらした“奇跡”

    〜ばぁばに戻る瞬間〜

    母の表情は、退院当初ほとんどなく、言葉もあまり出ませんでした。

    私や父がどれだけ声をかけても反応が薄く、心が折れそうになることも…。

    でも、ひとりだけ違う反応を引き出せた人がいました。

    それが、**私の息子(母にとっての孫)**でした。年齢的にはもう立派な大人ですが、母にとっては孫は孫、孫との他愛もない時間に、母がふっと笑う瞬間があったのです。

    あの笑顔を見たとき、「あぁ、ばぁばが戻ってきた」と感じました。

    介護をしていると、どうしても“できないところ”ばかりに目がいきがちですが、家族の自然な関わりが、“その人らしさ”を取り戻す力になることを実感しました

    「家族って、こういうときに力をくれるんだな」そう感じた一日でした。

    次章

    介護の壁に直面して ~排便困難・高血糖・発熱・介護拒否への挑戦~

    1節:排便困難への対応

    母の便秘が続いた時の苦労と工夫、具体的なケア内容。

    2節:高血糖と向き合う日々

    インスリン管理の難しさと工夫、医師との連携。

    3節:発熱時の対応と不安

    尿路感染症のリスク、早期対応の大切さ。

    4節:介護拒否との葛藤と対策

    母の気持ちを尊重しながら、やる気を引き出す工夫。

    介護には思いがけない困難がつきものです。

    私は、この4つの局面で何度も立ち止まり、悩みながらも工夫を重ねてきました。

    次の節から、具体的なエピソードとともに、私が実際にやったことを一つずつ丁寧にお伝えします。

    同じように悩む方の助けになれば幸いです。

    お知らせ:2026年4月スタート予定の自費介護サービス『お出かけサポート 春うらら』のご紹介

    北海道(札幌西区〜小樽)を中心に、ご高齢の方や介護が必要な方の「外出したい」「誰かと話したい」という気持ちを大切にした、自費介護サービス『お出かけサポート 春うらら』を2026年4月よりスタート予定です。

    私自身、母の介護を通して「外出できないことの不安」や「気持ちの孤立」を痛感しました。だからこそ、この『お出かけサポート 春うらら』を立ち上げようと決意しました。


    病院への付き添いや買い物同行、お話し相手といった基本的なサポートから始めさせていただく予定です。

    ご本人やご家族の負担軽減と、笑顔あふれる毎日をサポートいたします。

    北海道で自費介護サービスをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。

    【対応予定サービス例】

    •病院への付き添い送迎

    •買い物同行

    •見守り、お話し相手など

    【対応エリア】

    札幌市西区、手稲区、小樽市

    📲 LINEで「お出かけサポート 春うらら」に簡単アクセス!

    サービスのご予約・ご相談は、LINEからも受け付けています。
    下のボタンまたはQRコードから友だち追加をお願いします😊